『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

ご縁-お引き合わせ


 今しがた面接を終えて帰る前にこのブログを書いています。

 今日の夕方うちに来てくれたのはミャンマー人のAさんです。登録はかなり以前して頂いていたのですが、どうしても条件に見合う案件がなくお会いする機会ものびのびになっていたのですが、たまたま最近ある企業さんからお引き合いのあった案件であればAさんも応募できるのではと考え、今日の面談をセットさせて頂きました。メールや電話で少なからずやり取りをしていて、その時の印象がとても良かったものですから私としても今日のAさんとの面談を楽しみにしていました。

 予定の時間より少し前に現れたAさん、想像通り明るく朗らかで、親しみのある笑顔が素敵な女性でした。

 着席して早々Aが、「私、シェントンウェイ(うちのオフィスがある)界隈に来るのはホント久しぶりなんです。でも去年の2月までは、この近くで働いていたんです。わずかな期間でしたが。確かセシルロードにあるビルで、日本人の社長さんがとっても良い方で本当にお世話になりました。今日この面談が終わったらお訪ねしてみようと思っているんですよその社長さんを。」とAさんの口調はとても明るいです(笑)。そして「確かビルの名前は。。。」とAさんが言いかけたとき、私は大変お世話になったO社長のことを瞬間的に思い出しました。何か言いかけようとしたAさんをさえぎって私が訊ねました。

 「Aさん、それってTビルじゃないですか?で、社長さんってO社長ではないですか?」と。

 O社長は仕事とは関係なしにミャンマーに関わってこられて、そして困っているミャンマーの人たちがいると何の見返りも期待せずに、また自分のこともほったからしにしても援助の手を惜しみなく差し伸べていました。そんなこともあって、ミャンマーの人、セシルストリートにあるビルの、ある会社の日本人社長と聞いただけでO社長のことを思い出した訳です。

 そのO社長の名前を挙げるとAさんはとても驚いて、「佐藤さんもO社長をご存知なんですか!?」と声のトーンがかなり上がりました。「知っているも何も以前とてもお世話になったんですよ。オフィスには何度もお邪魔したので、もしかしたらAさんとも前にO社長のオフィスでお会いしているかも知れませんね。」と私。

 その、とても人の良いO社長は実は今年の5月に亡くなられています。Aさんはこのことをご存知ありませんでした。そのことを告げたとたんAさんの目には涙があふれてきました。「どうりでおかしいと思いました。連絡をとろうとしても返事がありませんでしたから。。。」

 今オフィスで、先ほど帰って行ったAさんとO社長のことを思い出してひとり考えています。そしてこういう思いがわきあがって来ました。O社長はAさんのことを心配して私のところに連れて来てくれた。だから私はこのAさんのために一所懸命仕事を探してあげなければ、と。いかにも人助けが好きなO社長らしいです(笑)。人と人の出会いは不思議で一杯です。何気なく会っている人たちでさえ、実は物凄い確率で出会っています。中には腹が立つこともありますが、ひとつひとつの出会いをもっと大切にして行きたいと思います。

 それでは皆さん、良い週末をお迎え下さい!

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