『良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。
どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない。』
横山大観
2010年10月10日と「10」が並んだ今日の日曜日、知人の画廊で催された「Xing Qing Xi」という西安出身の画家の展覧会初日に友人と一緒に出かけて来ました。
画風は先に頂いていたパンフレットで少し知り得ていましたが、実際の色の具合はパンフレットの印刷よりもはるかに薄めで、それから受ける光の印象は、やわらかく感じました。やはり印刷と実物は、照明などの光の反射の具合もありますが、全く別物です。
自らに画才はないものの、絵を「観ること」は昔から大好きで、東京で勤務していたころはオフィスの場所が銀座だったこともあり、当時周辺にあった画廊はほぼ回ったと思います。
その中のある画廊のご主人からは特に親切にしてもらいました。ご本人も画家だったご主人から、絵について、絵の見方についていろいろと教わりました。今ふとご主人のこんな言葉を思い出します。
「うちの店に絵を見に来られる人の中には、“これは何を描いているのか”“あれは何を描いているのか”といろいろと尋ねられるけど、僕は絵って、“この絵を好きか嫌いか”だけでいいと思うんだ。小鳥のさえずりに耳を傾けるとき、“あの鳥たちは一体何について話をしているのだろう”と考えたり理解しようと努めたりせず、たださえずりに耳を傾けるだけのように、絵を観るときもただ観て、それで好きか嫌いかでいいんじゃないかと思う。」
その画廊のご主人と最後にお会いしたのは、私が仕事で東京を訪れた2003年ですが、その際頂戴した油彩の自画像は今シンガポールにあります。
さて今週から10月も半ばに差し掛かります。しっかりと生きたいと思います。
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気魄の人 横山大観 (別冊太陽 日本のこころ) |
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