ここまで引っ張って来てしまった「疑われた会社」シリーズ(1、2)も今日が最終回です(笑)。
「幽霊会社」かどうかこの目で確かめるために私は行って来ました。
彼らのオフィスが入居するビルは「その1」でも書きましたが、巨大な「開運噴水」があるところで観光客にも有名です。噴水の中心で手をかざしながら皆が円を描くように回る様子は一種独特のものがあります。今ではそのようにのたまう私も、実は開業して間もない頃、藁をもつかむ気持ちでその噴水の中心部を回ったことがあります(懐かしいです)。
果たして本当にその会社はあるのでしょうか。昨日の電話では「ビルに着いたら一応電話します。」とは言ったものの、「いっそのこと電話をせずに突撃したろか」という考えが頭をよぎります。ですが、約束は守らねばという理性の方が勝ち私は電話を入れました。
います。相手は今オフィスにいるようです。「今すぐ行く」という言葉も終らぬうちに電話を切りエレベーターに乗り込みました。かなり高層階です。エレベーターに乗っているのは私一人。エレベーターが止まってドアが開きました。一歩踏み出し、体を右に展開した瞬間っ、ガガーンっ!オフィスの中はコンクリートむき出しのがらんどう状態ですっ!!内装工事なんてされていません。もちろん誰もいませんっ!!
済みません。部屋を間違えていたようです(苦笑)。
あっ、ありましたありました。今度は間違えのないように部屋のユニット番号を確かめてと。間違いないようです。呼び出しのベル(?)を押しました。見かけ、かなりセキュリティーがしっかりしているようです。来意を告げるとドアが開きました。
「済みません。佐藤というものですが。○○さんをお訪ねしました。」
「ああ、伺っております。少々お待ち下さい。」と受け付けの方。想像していたよりしっかりとしています。オフィスもちゃんとあるし、それに最近入居したと言うことだけあって内装も新しく綺麗です。壁には絵画が沢山かけられています。
しばらく待つとはたして担当者の方が現れました。あ、足が、ちゃんとあります(失礼)。オフィスも確認できて、そして担当の方も本当にいらっしゃって私はかなり安堵しました(苦笑)。
華人系の40代後半と思われるそのJさんから促されて私はミーティングのための部屋に入りました。
「今日お伺いした目的は御社が本当に実在する会社か、そして皆さんが本当にスタッフとして働かれているのか拝見しに参りました。」
今思うと非常に失礼なのですが、私も必死です。進められて椅子に腰を下ろした瞬間、世間話もせずいきなりこう切り出しました。「でもこうしてオフィスを拝見してまたJさんともお会いできてとても安心しました。幽霊会社じゃなかったと。」相手のJさんは笑っていました。でも私にはもうひとつ、これが一番重要な問題だったのですが、思い切って切り出しました。
「お金、払ってもらえるんですよね?」
要は、我々の商売は成功報酬型の商売です。いくら契約書に事前にサインをもらっているといっても仕事が成功した後本当に払ってもらえるとは限りません。御社の仕事をこれからさせてもらいますが、成功の暁には、お支払いの方、間違いございませんよね、と言うことを申し上げたのです。我ながら疑い深いです(苦笑)。
Jさんはそんな私の心配をよそに、とてもサラッとした感じで、「心配要りません。その時は契約書に則って間違いなくお支払い致します。」と、そして「それよりも良い人材を紹介して下さい。」と付け加えるのを忘れていませんでした。
それから後Jさんが会社の説明をしてくれたのですが、この会社、なっなんと!隣国ではホテルも経営する一大企業だったのです。「佐藤さんが△△へ出張される際は私どものホテルをご利用下さい。コーポレート・レートをご提供致しますから。」とJさん。そのホテルのカタログを頂いたのですが、見るとかなり高級っぽいです。ご縁があるかどうか。。。
その後しばらく雑談をしてから私は失礼しましたが、見送られてオフィスを出るときには、「よっしゃ、やったろ」と頭は完全に人材探しに切り替わっていましたから私は相当現金者です(笑)。
自分のオフィスに戻って、そう言えばと、その隣国出身の元同僚のTに電話をして見ました。
「やあ、T、久しぶり!ところでひとつ聞きたいだけど。○○グループって知ってる?」
「もちろん知っているよ。高級ホテルも経営している俺の国では大企業だよ。」
「・・・・・。」
大企業だからといって安心できませんよね!(笑)。
まずは一所懸命仕事をさせて頂いて、万が一回収不能という事態になったら、その時はまたこのブログでお知らせします(笑)。
長々とお付き合い頂き有り難うございました!
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