出したものは還ってくる
いつもお世話になっている地元の人材紹介会社のK社長とは定期的に情報交換しています。
今日お聞きしたあるE社の話。E社はK社長のところのお客さんで、とある大手企業です。K社長はあるときE社より、中国人ワーカーの紹介を頼まれたそうですが、それをすることによって抱えるリスクが大きい故、K社長はその話を断ったそうです。するとE社のHR担当者は、「なぜ断るんだ。うちの依頼を断るなんてとんでもない。今後付き合いはなしだ。」とK社長に言い放ったそうです。
それからしばらくしてK社長の所へE社のHR担当者から電話がありました。「あなたの後に付き合いだした人材会社はとてもいい。欲しいだけ中国から人材を連れてきてくれる。コストもベリー・チープで最高だ。」と電話口で話したそうです。K社長、「ああそうですか。それは良かったですね。」とだけ言ってその電話を切ったそうです。
その後どうなったか。K社長の話によると、シンガポールで生活をはじめたその中国人ワーカーの人たちは、少しずつ同じ中国からやってきた人たちと知り合うにつれ、いかに自分達は少ない給料で働かされているかを知り、また他で働く人たちは毎年昇給があるが、自分達は何年たってもわずかな昇給すらないことも知り、ついには団体でストライキに及んだそうです。そしてストライキでは昇給とE社の社長との談判を望んだそうです。
この世の中には「出したものは必ず還ってくる」的な法則があるような気がします。私はその団体交渉の場にいきなり引きずり出されたE社の社長に、少し同情を感じますが、やはりこれもトップとしての責任でしょう。
このE社、地元の企業でしょうか。それとも日系企業でしょうか。それはご想像にお任せします(笑)。