『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

まず考える、次に考えたことを人に話す、そして、施しを受けて生かされる感謝を覚える


『 また遠く本堂の方でで銅鑼の音が聞こえた。
  老人はそれから改めて二人の前に座り直すとゆったりとした笑顔になった。
  「古か禅宗ではな、お釈迦さんの教えはたった三つということになっとるとですたい。いわゆる座禅、辻説法、托鉢ですたいな。黄檗宗じゃ、まぁた、ちぃと違うところもありますばってん、まあ、総論て思わっさらんですか」
  林老人は茶を淹れながら、ゆっくりと耳に滑り込んでくるような、聞き心地のよい柔らかな響きの声で語りはじめた。
  「まず考える、次に考えたことを人に話す、そして、施しを受けて生かされる感謝を覚える。この三つですたいな」
  「三つだけですか」
  隆之が訊く。 』


                              さだまさし著「解夏」より

解夏
さだまさし
幻冬舎



 家人が借りてきて、そして御返しようとその他の本と一緒に棚の上に置いてあったのを見つけて手に取りました。

 何年か前にこの話が映画化されたとき、原作が「さださまし」さんであること、そして「解夏」と書いて「げげ」と読むことを知ったのですが、その小説を読んだりまたは映画を見たりということはありませんでした。

 今年の初め、目の不調で眼科に行き「即手術」を申し渡された際、躊躇していると、「今すぐに対処しなかったら今晩失明する可能性もあるんですよ」とお医者さんから諭され手術を受けました。

 その後暫くは、「朝起きて一番初めに確認すること」は「目が見えるかどうか」でした(笑)。「よし、まだ見える!」と確認してその日一日が始まりました。

 しかし「のど元過ぎれば熱さ忘れる」のたとえ通り、最近は「目が見えることへの感謝」が薄らいでいたかもしれません。朝目を覚ますと、今日やるべき仕事のことが頭をよぎります(笑)。

 目が見えることって本当に素晴らしいことです。生かされていることに感謝をして今週も精進して生きたいと思います(笑)。

 

 

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