『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

自分のことほどよく分からないものはない その1


 自分の強さや弱さ、そして得意なことや不得意なことを正しく理解することってとても難しいことだと思います。人は「自分のことほどよく分からない」ものだという気がします。

 先日面接に来てくれたLさんは30代前半の中国ご出身の女性です。本人のレジュメに書いてあった通り、初対面の「笑顔」でホテル業界出身だと分かるくらい笑顔が素晴らしい方でした。

 Lさんにはホテル業界での「セールス&マーケティング」の経験が約10年あります。その後一念発起してMBA取得を目指すためシンガポールにやってきて、最初の一年間は英語の学校に通い、その後の2年間でMBAのコースを終了し、この度めでたく卒業となったようです。

 今後はシンガポールで就職をとの希望なのですが、なかなか見つからないということでウチに来てくれました。ちょっと考えただけでは彼女へのソリューションの提案は難しいように思えました。なぜなら学歴と、希望給与、それに希望の仕事との間にギャップがあると思えたからです。

 職種はセールス及びマーケティング希望なのですが、今回のMBA取得を機に「業界を変えたい」というのです。これが私には難しく思えました。と、いうのも、地元の人材市場では、企業は「シンガポール人」または「シンガポールの永住権」を持っている人を前提とし、そして「経験者」を優先するからです。これが彼女を含め多くの外国人には巨大な壁となってたちはだかっています。彼女にとってこれまで経験を積んできた業界から別の業界へとキャリアを変えることはリスクと言うよりも、より多くの競争者と対峙しなければならないということを意味しています。またお給料も希望のラインまで達しない可能性も高くなります。加えてMBAという学歴も「そこまではいらない」とか「必用以上だ」と判断される可能性も高くなると思われます。

 そのような状況の中ではまず優先順位を決めるのが一番です。それを彼女に聞くと、「どうしてもシンガポールに残りたい、ここに住みたい」のが一番だと分かりました。という事は、まずはある意味どんな仕事でも見つけて、シンガポールに居住できる「身分」を手に入れなければ成りません。。。

 このようなLさんが取るべきアプローチや、どういった企業をターゲットにすべきか、または出来るだけ短期間で仕事を見つけるにはどうすべきか、など私からのソリューションについては次回にということで。

 今日は金曜日、何か美味しいものでも食べに行きましょう(笑)。
 皆さんもどうぞ良い週末をお迎え下さい。

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