
シンガポールにはCPF(Central Provident Fund)と言われる「央積立基金制度」があります。最近お騒がせの日本の年金システムのようなもので、雇用者と従業員が毎月積み立てを行います。
以前は企業側の負担が20%、従業員側の負担も20%(それぞれ従業員の給与をベースとして)でしたが、アジア通貨危機の後ごろからか、景気後退に伴って企業の負担分を13%に下げました。が、それが最近の好景気を反映してか、「そろそろ企業からもとったろ」という感じでしょうか(笑)、昨年の7月から企業側の負担が14.5%になりました。ま、いずれ元の20%に戻るだろうと言われていますが(笑)。
うちの場合、その負担率が変更になった以降も数ヶ月、うっかりそれまでの率でCPFを払い込んでしまっていたのですが、ある日「督促状」が来まして、「いついつまでに払わんとダメだぞ!」と叱られ、慌てて払ったのですが、その後も何かにつけて督促状がくるのです。ちょうど払い込んだタイミングとその督促状が届いたタイミングが重なっていたものですから、「たぶん、まだシステムに記録されてないんだろう。思ったよりドジっぽいところもあるんだなあ、プッ(笑)」と思っていましたが、ところがどっこい、ドジはこっちでした。
「あのー、いくら払っても督促状が来るのですが。。。指示に従って素直に不足分は払っていると思うですがーー。」
「何を寝ぼけたことを言いなさる。アナタは“利息”を払っていないじゃないですか。」
「へっ!??、り、利息って?利率が変更になって、その不足分を払ったのですが。。。」
「それだけではダメなのダズ!不足分はちゃんと受け取りましたが、不足分ゆえに“CPF本体”の支払いは遅れたとみなされて、それに“利息”がついているんですよ。その利息が利息を生み、その利息の不払い期間分、全部で○○ドル払って下さい。」
「。。。。。わ か り ま し た。。。。。」
はっきり言って、素晴らし営業センスです。すぐに小切手を切ってサインしました。
CPF、ちょっとでも遅れるとすぐに催促が来ます。で一日遅れるごとに利息がつきます。まさになんとか業者顔負けです。一説には、「税務署より取り立てが厳しい」と言われていますが、今回実体験で学ばせて頂きました。(感謝:涙)
でも考えてみればその真剣さもわかります。だってこうやって集めたお金を世界中で運用して、国民に銀行よりも高い金利を払うのですから。つい最近のニュースでも、シンガポール・マネーがサブプライムで大打撃を受けた欧米の金融機関に助け舟を出していましたねえ。一国の浮沈がかかっているので、負ける戦はしないとおもうのですが。。。いずれにしても全身全霊で世界中にそのプレゼンスを確立しようとしている姿勢には頭が下がります。
写真の方々はCPFも税金も免除されている方々です。なんでも来いという余裕の構え!(笑)