
シンガポールの、地元資本の企業さんの仕事をさせて頂いていて戸惑うことが多々あります。それは、人材募集の際、当初ご連絡頂いたお給料や条件が、その場その場でコロコロ変わることです(笑)。
まだ面接前の、募集の段階での変更でしたらまだしも、面接後、その人材を気に入って内定を出すという段階になって、給料を募集の際に明記したものよりも安く提示したり、または条件を下げたりしたならば、入社前から人材側のやる気を削ぐ結果になるだろうことは想像に難くありません。
ところが、企業さんは、人材側がどのようにそれを受け取ろうが、そんなことはお構いなしといった感じです。だんだんと判ってきたのは、彼らは「企業を取り巻く環境は刻々と変わる。それらに対応しなければならない。物事は全て交渉可能なはずだ。」というスタンスです。なので、そうした前言を取り消す行為について、特に悪いとは思っていません。全く平気。もしかしたら彼らの商習慣では普通なのかも知れません。悪口では有りませんが、見てますと、どうも同族、家族経営の地元企業に多いような気がします。
このような時、企業と人材の間に入っているエージェントは大変です。人材側も地元の方の場合は案外理解してくれるのですが、外国人、特に日本人の場合は、「あれっ?最初に言っていた事と話が違うぞ。」と思われた瞬間に「信頼」の50%は吹っ飛んでしまうようです。確かに物事は全て交渉可能とは言いますが、やはりそれはお互いの間に「信」があって始めて成り立つものですよね。
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