『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

注意魔


 先日シンガポールの地元の新聞のある記者が“ある実験”をしたそうです。それは、なんと人が結構乗っている電車の中でゴホン、ゴホンと咳をすること。そして何人の人が、その記者に向って「注意」をするか、とうのを試してみたそうです。

 その実験とやら、時期が時期だけにはっきり言って「悪質」です(笑)。そしてその結果はというと、あたり構わず、マスクもせず、そして手で口を押さえることもしなかった記者に対して、「注意」をしたのは、ごくわずかな人たちだったそうです。いやー長年住んでいる者にとってはこの結果、正直驚きです。シンガポールの人たちはもっとはっきり注意する人たちだと思っていましたよ(笑)。

 そんなことを考えているときに、「いや待てよ、」と思いを巡らしてみたのは自らのことです。そう言えば先日、知人とお茶を飲んでいる時に隣に座ってきたカップルの、女性の方がしばらくしてタバコを吸い出しました。テーブルの上には「禁煙」のマークが!言葉のアクセントからシンガポール華人ではないのが分かります。「シンガポールが舐められている」と思うと、咄嗟に「ここは禁煙ですよ!」と注意してしまっている自分が居ました(笑)。

 またそう言えばこんなこともありました。ある日バスに乗っていたら、米系で「ハンバーガーの王様」とう名前のお店の紙袋を抱えた男性が乗ってきて私の前の席に座りました。そしてバスが動き出すや否や、なんとその紙袋からハンバーガーを取り出して食べ始めたではないですか!頭上には「社内での飲食禁止、違反した場合は罰金500ドル」の表示が、ご丁寧にもハンバーガーのイラストと共にはっきりと掲げてあります!

 「チューイ」してしまいましたよー、その男性に。それも注意する前に、私の傍らに座っていた家内に、「もうダメだ。俺は注意する!」と高らかに宣言してから(笑)。その男性、社内で飲食禁止というのを知っていての確信犯だったらしく、即「アイム・ソーリー」と自らの非を認めてくれ、食べかけのハンバーガーを紙袋に戻してくれました。夕方の帰宅時、腹が空いているのは分かるが、私も腹が空いているのだ、そのな時に美味しそうな匂いだけ撒き散らすのは止めてくれと、心を鬼にして注意しました。

 なんか結構「注意魔」になっている自分が恐いです。いつかは刺されやしないかと(笑)。

 その「ハンバーガー事件」には実は落ちがあって、あの日バスを降りた後に家内がボソッとこう言いました。「あの人、日本人だったね。」(ええっ!!にっ日本人だぁ!?)私は全く気づきませんでした。でもそう言えば、「もうダメだ。俺は注意する!」と私が日本語で宣言したとき、その目の前に座っていた男性、動きが一瞬止まったような気がしました(笑)。 注意、出来ればしたくないです。

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