『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

人生の妙


 転職を考えている知人がいました。仕事とは無関係のところで知り合っていたこともあり、彼は私が紹介業をしているということは知らず、私も特に知らせず、「どこか良い所に決まればいいなあ」ぐらいに思っていました。

 先日とある場所でその知人にばったり会った際に、「どう?決まった?」と聞くと、「いえ、まだです。」との答え。ところが彼の話によると、なんと辞表は既に出してしまっていて、最終日も決まっていました。

 次が決まる前に辞表を出すなんて、と思いながらも一方では彼の「潔さ」に感心しながら、どんな会社のどんなポジションが希望なのかを聞いたら、ふとある会社のY社長の顔が思い浮かびました。Y社長とは約2年前に一度お会いしたきりです。私の事をまだ覚えていて下さっているかも分かりません(笑)。

 でも翌朝、思い切ってそのY社長へ電話してみました。

 「あのー、ちょうど2年前くらいに○○でお目にかかった佐藤ですが・・・」と切り出すと、「ああ!佐藤さんね。覚えていますよ。」と言って下さり、私はまずは一安心(笑)。その後いろいろな雑談をした後、知人のことを切り出してみると、「ちょうど良かった。今ちょうど人を探していたんだよ。私の携帯に直ぐに電話してくれるように伝えてもらえるかなあ。名前は?えっ?あー○○さんね。了解。じゃあ、佐藤さんからの紹介で、と言ってくれれば直ぐに判るから、それじゃ、宜しく。」

 この話のその後は恐ろしいくらいのスピードで展開します(笑)。

 Y社長への電話の後、返す刀で知人に連絡をし、知人も直ぐにY社長に電話し、その夜二人は会って、Y社長、採用を即決。そして知人も入社を即決。私はというと、翌日お二人から、意気投合して話がまとまった旨、感謝の電話を頂きました。私も「有り難うございます。」とY社長へ、そして知人へは「おめでとう!」と。

 物凄いスピードで紹介が一件決まりましたが、これ、仕事ではありません(笑)。Y社長も私の仕事をご存知ありませんし、私も伝えてありません。

 しかし、と、私は考えます。一所懸命求人案件を取りに行き、必死に候補者を探し、面談し、レジュメをまとめてご提案。で、面接を一次、二次とこなしても最終的に決まらない案件が「山ほど」あることを思い、一方で今回のように仕事と関係のないところでは「すんなり」決まるということを思う。人生って、本当に上手く出来ていると思わざるを得ません(笑)。まさに「人生の妙」です。

 売り上げというお金からの執着から離れ、「人様のためにお役に立ちたい」という一心で仕事をすれば今回のように物事がスムースに行くのかなあ、なーんて夢想したりしますが、現実問題としてその執着から離れるのは難しいことです(笑)。道まだ遠し、といった感じです。私の場合、人生は未だ「修行の場」といったところでしょうか(笑)。

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