『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

ご縁-なぜか会う人



 特に連絡を取り合ったり申し合わせたりしているわけではないのですが、なぜかばったり会う人がいます。

 シンガポールは小さいと言いながらも4百万の人がいます。その中で特に友人とか商売を一緒にやっているとかというわけでもないのに、不思議と何度も会う人がいます。

 今日のランチ時にそのフランシスと3年ぶりに会いました。お互い“あっ!!”という感じで(笑)。

 フランシスは、たぶん年の頃は60近いでしょうか。11年前シンガポールに来て間もなく、毎朝利用するバス停でバス待ちをしている人の中に一際派手なシャツとネクタイをしているおじさんがいまして、それがフランシスでした。もちろん、当時はお互い名乗り合うこともなく、“おっ、今日もいるな。”とばかり目礼する感じでした。

 その後9年くらい時が流れて、あるショッピングセンターの中でばったり、お互い再会を喜びあったのですが、直ぐに以前はそれほど親しくもなく話をしたこともなくましてや名前も知らないということに気づき、名刺交換と共にお互いを紹介し合いました。どんな仕事をしているかなど。私は当時丁度今の仕事を始めたばかりでしたし、フランシスは会社を定年になったのかリストラされたのか、金融商品を売るファイナンシャル・アドバイザーの仕事をしていました。

 で、今日前回会ってから3年くらい経っているでしょうか、ランチ時に。先日食べたあるものが、ちょっとうちのオフィスからは遠いのですが、また食べたくなって、それも時間がずれてしまって2時くらいのランチだったのですが、そういった、諸々の“条件”というか状況が複雑に絡み合って、一方フランシスの方もどうして今日その場所にくる必要があったのか、お客さんとのアポがあったのか分かりませんが、申し合わせてようにばったりと。お互いのことはあまり知らないのに、なんか懐かしい感じがしましたね会った時は(笑)。

 「今何やってんの?」という会話から始まり、「俺の方は前と変わらずだけどオフィスの場所が変わったら、はい、これ新しい名刺。フランシスのもくれよ。」もちろん!とばかり名刺をくれたのですが、、、フランシスは転職していました(笑)。でも前回同様金融商品を売る仕事は変わらず。

 それから少し話をして、フランシスは実はイタリア語ができること。UNの職員としてローマに9年住んでいたこと。最初の奥さんはイタリア人でその最初の奥さんとの子供がイタリアに住んでいることなどなど知る事ができました。これでようやくフランシスは私の中で「知人」レベルになりました(笑)。一回会った人を「友達」と呼ぶことが多いシンガポールでは、私は結構保守的だと思います(笑)。しかし、この目の前のおっさん、(いや失礼。こういう私ももうオヤジですので:笑)がイタリアとは。話はちょっとわきにそれますが、昨日はパバロッティが亡くなって、その夜はたまたまイタリア料理のアポが入っていて、今日のランチのフードコートではパバロッティがかかってる(笑)。で、フランシスからイタリアの話、知り合いがやっているイタリア料理店の話、はたまたレシピなど聞いたりして、なんかイタリアイタリアしています(笑)。

 しかし人とのご縁はホント不思議ですね。
 皆さんにもよくばったり会う人っておりますか?