
その会社から初めて電話があったのが、確か6月の初旬だったと思います。
「投資会社なんですが、経営陣のアシスタントをしてくれる方を探しています。受けて頂けませんか?」
咄嗟に「えっ!?なんでウチへ?」と思いました。先方は日系企業でもなく、まして営業やITエンジニアを探している訳ではありません。どうやってこんな広告も打っていない小さなエージェンシーを探したんだ、と思わずにはいられません。
そんな疑問を正直に相手にぶつけましたら「電話帳で見つけた」とのこと。だとしたら「奇跡」です。だって電話帳には数あまたの人材エージェンシーが載っています。その数ざっと2000余。大手さんだって沢山あります。たぶんランダムに選んでその中の数社に声をかけているに違いないと思って、「何社に声をかけているのか」と訊いて見ました。すると、声をかけているのはなんと「ウチ」だけだという答えが返ってきたではありませんか!これは奇跡を通り越して、物凄く「怪しい」です(笑)。
その後、私をしてこの会社は怪しいと更に思わせたのは、電話が終ってその会社の事を調べ出してからでした。まず、①頂いた住所は別の会社の名前になっている、②ウェブサイトがない、③電話帳にもない。幽霊会社かと思いました。で、会社の登記を調べてみることに。なんと、ありました、その会社。でもまだ、なぜナゼナゼ、が私の頭の中を駆け巡ります。
「あのー、一応調べさせてもらったんですが、会社は登記されてあるのは確認できたのですが、頂いた住所は別会社のものでしたが。。。」
「あー、それ、実は最近作った会社でまだオフィスがないからウチのアドレスを貸しているのですよ。オフィスは今○○△△ビルで現在工事中です。」○○△△ビルビルと言えば誰でも知っている有名なビルです。一階に「開運」で有名な巨大な噴水があるところです。家賃も決して安くありません、むしろ高いです。
「それではまずは一度伺わせてもらって、人材に関するご要望点を詳しくお聞きしたいのですが、」とお願いすると、言下にその必用はないとの返事が返ってきました。(やっぱり怪しい、なにかある、)と疑わずにはいられません。更に、「会社は投資関連ということですが、具体的に何への投資ですか?」の質問に対しては、「実は私も知らない。」との返事。しっ、知らないって、あなた会社の人じゃないんですか、と訊くと、会社は最近できたばかりでまだ人がいず、同じグループ会社で働いている自分が採用の手伝いをしているのだ、と。
こんなん信用できますか?(笑)
それならば伝家の宝刀をと言わんばかりに、「ではうちの契約書をお送りしますから内容をご確認頂いてサインを下さい」とそれをメールで送りました。通常たいていの会社はそれで引きます(笑)。「こんな高いのか!」とか、「もっと安くしろ」とかはよくある話です。今回もそう来るだろうなあと想像しながら、で、もしそう来たら、「誠に残念ながらウチは値引きしていませんので、その値段でご承諾頂けない場合はやりません。」と仕事をお断りしようと頭の中で考えていました。
ところが、です。メールを送ったら、間髪入れずに「一発サイン」が返って来ました!それも一言の値引きもなしで!綺麗か汚いかは別として、この会社、どうやら「金」はふんだんにあるようです。
益々もって「怪しい」、です(笑)。
この続きは次回また!
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