『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

俺たちは“スモール・ドット”


 今日は日中出っ放しだったのですが、街中は物凄く暑かったです。そして相変わらず沢山の人で、お店やレストランを見てもどこが「危機」なのか分からなくなってしまう気がふとします(笑)。

 一方、テレビや新聞を見ると、シンガポールの景気後退は政府の当初の予想を超えるもので、最近発表になったGDPの数値もかなり悪く、「建国以来の経済危機」などの言葉がニュースのヘッドラインを飾っています。この温度差、シンガポールのオフィスの「寒さ」と外の「暑さ」程の差が、いやそれ以上の差が有るように思えます(笑)。

 「俺たちは“スモール・ドット(小さな点)”に過ぎない。世界の景気やシンガポールの景気がいくら縮小したって、それは大企業にとっては大変だろうが、俺たちみたいな“スモール・ドット”にとっては、縮小したと言ってもまだまだ拡大の余地が沢山あるんだ。現にオーダー(注文)も増えている。単価は下がったけどね。量をこなしていけばいいんだ。」

 こう元気の良い話をしてくれたのは今日久し振りに立ち寄った印刷屋さんの2代目社長のFさん。こちらともご縁で、お付き合いは私が前職時代携わったあるプロジェクトで難しい「色」の案件があった際、大手の印刷屋さんでも出来なかったのを、職人気質の彼のオヤジさんが引き受けてやってくれたことから始まります。オヤジさんもまだ現役ですが普段は工場に居て、オフィス兼店舗は全て息子さんが仕切っているようです。

 驚くべきことは、彼らは一切「営業をしない」そうです。殆どのお客さんは開業以来から紹介に継ぐ紹介で増えてきたそうです。(そう言われれば私も最初はある方の紹介でした。)そんな彼らの商売はなんと30年!「ヒットエンドラン」が多いこの場所では賞賛に値する30年という年数です。

 若いFさんの話をお聞きして頭に思い浮かぶのは日本の100年200年と続く「老舗」。例えば、景気の良いときでも商売をむやみに広げない。そして景気の悪いときでも人を切らない。お客さんはお客さんの紹介でやってくる。そのお客さんに対して良い仕事をする。とっても京都的?、日本的ですよね(笑)。

 このブログでかくのたまう私も「スモール・ドット」です。まだまだがんばれる余地はいくらでもある。「No Complain」です(笑)。

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今日も有り難うございます!