『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

自由な空間


 今日急ぎの用事があってタクシーを使いました。

 乗って行き先を告げたらタクシーの運転手さんが、「そこに行くには2つの行き方があります。」といった後、こう付け加えました。「ひとつの道はゲートが2つあります。もう一方はひとつしかありません。」ゲートとはもちろん「時間帯によって、その地区に入るたびに課金される」ゲートです。

 最近シンガポールではそのゲートが更に増えました。タクシーに乗った客は、通常のメーター料金のほかに、この「通過料」も払わねばなりません。「ではゲートが少ない道を行って下さい。」どちらの道を行っても同じくらいの距離なら、当然ゲートの数が少ない道を行って少しでもお金をセーブしたいと思うのは人情でしょう。

 結構高い割合で私はタクシーに乗るとなぜか運転手さんから話込まれます(笑)。ふむふむ、なるほど、などと相槌を打っていると運転手さんも気を良くしてか、または興奮してかいろいろな事を話してくれます。内容は様々ですが、中には政治的で結構きわどいものもあります(笑)。

 「自由な空間」。シンガポールでタクシーに乗って、これまでいろいろな話を運転手さんたちから聞いてきましたが、それぞれが織り成す人間模様を垣間見ていてふと、そここそが彼らの「自由な空間」なのかな、思ったりしました(笑)。