『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

常識を超えたところに新たなニーズ


 先日散歩していましたら、お店の前に沢山の「開店祝い」の花束が飾られているお店が遠目にも目に付きました。

 傍らの家内に「何か新しい店がオープンしたようだけど、はて、何の店だろうか?」と訊くともなく呟くと、オスマン・サンコン並みの「視力」をもつうちの家内が、「さあ、でも“Hokkaido”何とかって書いてるよ。」と言うではないですか。

 「えっ?“北海道”?」私はとっさに新たに開店した本格的和食レストランを想像しました。日本はもう秋です。秋は食欲の秋です(笑)。

 「うん、でもその続きに“Sandwich”(サンドイッチ)って書いているよーなき気がする」と呟く家内に向かって、なんだ和食じゃないのかと一瞬落胆しながらも、「“北海道サンドイッチ”かあ!そうだよな、ここは金融街で欧米人も多いからな。たぶんそうした欧米人を目当てにした、それでもって日本の食の安全性とか新鮮さとかをアピールした“サンドイッチ”屋さんなんじゃないかなぁ」とかひとりうんちくを垂れながら、でも頭の中ではすでに、ホッカホッカの新ジャガ芋を使ってカラリと揚げた熱々のコロッケをはさんだ“北海道サンドイッチ”を思い浮かべて、「よし、今度一度行ってみよう」と心に決めていました(笑)。

 ところが、「あれっ?」と歩きながら家内が言うではないですか。丁度そのお店は球面体ビルの一階に入居しているのですが、そのお店に近づくにつれて、今まで見えなかった「北海道サンドイッチ」に続く文字が「&」マークの後に書いているような感じではないですか。

 「北海道サンドイッチと何だろうね?」(笑)、と楽しい想像をしながら、さわやか風な二人は、歩いてそのお店に近づきました。

 私は、「北海道サンドイッチ&フルーツジュース」とか、何かこう日本的で安全で、そして体に良さそうなものを無難に想像しました(笑)。皆さんだったら何を想像しますか?「北海道サンドイッチ&○○○」ですよ(笑)。

 私は家内と二人そのお店の前に来て上の看板を見上げた瞬間、わが目を疑うと同時に二人してそこに棒立ちになりました。唖然とはまさにこのことを言うのでしょう。その看板には「北海道サンドイッチ&」に続けてこう書いてありました。

 「SASHIMI」

 「サ・シ・ミ、、、?」「ぬなっ、刺身かっ!??」 そうです、そこにははっきりと「北海道サンドイッチ&刺身」と書いてあったのです(笑)。いやーなかなか日本人にはこの発想はちょっと出来ませんよね(笑)。ちなみにオーナーの名前を見ると華人系の方のようでした。

 すでに暗くなったお店の中を覗くと、綺麗なサンドイッチの写真と刺身の写真が飾られてありました。あと、「Sake Bar」とありましたので、夜は「日本酒」も出すようです。となると、昼はサンドイッチ、夜は刺身と日本酒を売りにするお店となりますでしょうか。なるほど、東京に数年駐在した、自称“日本通”の欧米金融マンにはウケそうです(笑)。

 しかしこの発想は凄いですね。サンドイッチと来て、刺身と発想できる日本人はどれほどいるでしょうか。常識では考えられません。常識を超えたところに新たな顧客ニーズがあるのかも知れません(笑)。

 さてこのお店、どのように利用しましょうか(笑)。まず刺身を肴に日本酒で一杯やって、最後の「しめ」はラーメンではなくてサンドイッチ。欧米のお客さんの接待に使って見たいと思います(笑)。

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