『時代と大衆に認めて欲しいという気持ちは誰しもありますし、私自身も持っています。
いつか海外の美術館に自分の作品が収蔵されたらという夢もあります。だからといって
そうならなくても、スタイルを変えることはありえない。なぜなら、一生認められないことも
あることをも覚悟できることが、真のアーティストだと私は思うからです。』
柿沼康二
書家/アーティストの柿沼康二さんの言葉です。
私は小学5年くらいから中学のはじめのころまで近所の書道教室に通っていたのですが、その後はすっかり止めてしまいました。その自分にとっての「書」が再開したのは、2002年か2003年かに放映された「情熱大陸」という番組を見たのがきっかけです。ちょっと触れただけでもスッーと指が切れてしまいそうな、日本刀のような柿沼さんの書に対する気持ちと姿勢を目の当たりにして、自分も無性に墨を摺って筆で文字を書いてみたいと思ったのです。
先日柿沼さんが来星された際は、運良くそのパフォーマンスを間近で拝見することができました。シンガポールサイドの会場設定や作家の受け入れ体制については大きな不満が残りましたが(笑)、作家の創作風景を直に見ることができたのは本当に幸運でした。
外見やパフォーマンスの派手な部分がとかく注目されがちと思いますが、私がこの書家に強く心引かれるのは「基本に忠実であること」という本人の書に対する姿勢と「質より量。一枚でも多く書いた者が最後には勝つ。」という強い意志と行動力です。ご本人のブログによると、「12月29日から1月5日まで“李キョウ詩”の全臨を十数回、半紙4,000枚を使った」ということですが、これは物凄い量と体力そして意志力と思います。「1日10時間どころの作業ではなかった」とのことです。(学生時代は1日15時間ほど古典の臨書をされていたそうです。)
それらのことを可能にするものは何か。それは今日の冒頭に掲げた「覚悟」だと思います。今週はこの言葉をキーワードに一週間精進して行きたいと思います。
YouTubeで柿沼さんの臨書風景が見られます。
書道家 柿沼康二 Koji Kakinuma 臨書 "RINSHO"
書道家 柿沼康二 Koji Kakinuma 臨書#2 "RINSHO#2"
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