『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

だれも見てなくとも自分が見てる


 夕方オフィスへ戻る途中、小腹がちょっと空いて、ラッフルズプレイスの駅の構内で「大判焼き今川焼き?)」を買ったのですが、そこでのちょっとした出来事です。

 小豆とチーズの二つを注文したら、丁寧にもひとつひとつを別々の袋に入れてくれました。ホウ、と感心していたら、ひとつの袋には「小豆」のイニシャルを書いてくれているのが目に入りました。そんなんで感心しているときに“事件”はおこったのです。

 私に背中を見せていたおばさんが小豆ではないもう一方の袋を床に落としました。ガサっと音がして落ちたのは「チーズ」の方です。おばさんはおもむろにその袋を拾い上げると、その袋の中を覗いてみて、その後近くの同僚のおばさんに何かささやきました。するとそのささやかれたおばさんが落ちたチーズ大判焼きを袋から取り出し、なぜか大判焼きをつくる鉄板の上においたではないですか。

 はてー?なにをするつもりなのだろう、と「家政婦は見た」の心境でしっかり見ていると、なんともう一人のおばさんはその落ちたチーズ大判焼きを新しい袋に、まるで手品でもやるように詰め替えたではないですか!で、もともとのおばさんもそれを隠すかのように私に背中を向けています。で、今度はトランプのカードを切るかのような素早い手ばさきで、大判焼きが入ったいくつかの袋を持ち替えたり、場所を移動したりしていました。

 でも、山田太郎並みに通り過ぎる電車の中から駅名を読むことができる私の目を欺くことは出来ません(笑)。おばさん勝負有りだゼ!

 「これって、さっき落としたやつじゃあないんですか?」と聞いた私に帰ってきた言葉。

 「だってチーズはもう売り切れてこれが最後なんだってば。」

 「。。。。。。。」

 “なんだってば”って。。。これって落とした商品を売りつける理由に成り得る?

 その後のことはあえて書きませんが(笑)。だったら、正直に言えば良いじゃないですかねぇ。“すみません、最後のチーズを落としてしまいました。他ので宜しいでしょうか。”なんて言ってもらるだけでいいのですが。。。

 バレなければいいと思っているところ、まだまだ改善の余地は沢山ありますね(笑)。だれも見ていなくとも“自分”が見ている。自分にうそをついて平気なうちはダメでしょう、と私は思うのですが、どうでしょうか(笑)。