『勤務地シンガポール』

シンガポールで23年働き・起業した日本人が伝える現地就職・生活のリアル情報

68年前の“黒い雨”


 日曜日の記事に関連します。

 シンガポール島の北西に当たるかちょっと定かではありませんが、シンガポール空軍が所有する「テンガー・エア・ベース」があります。今はどうかわかりませんが、私が以前その周辺近くを訪れたときは、まだ「こんなところがまだシンガポールに残っていたのか」と思えるくらい、近代化された市内の雰囲気からは想像できない、のどかな田舎と言った風景がそこには広がっていました。

 68年前、当時英軍の重要な基地だった「テンガー飛行場」は第五師団第二一連隊によって2月9日夕方に占領されました。

 そしてその夜、後世有名な「黒い雨」が降ります。その黒い雨の正体は「重油タンクの黒煙」とのことなのですが、恐らくそれは、現在のシンガポールで言うと、ノーマートン・パークのあたりに当時あった、英国の一大石油デポが日本の海軍機によって攻撃され炎上した際に大量に発生した黒煙だと思います。

 そのときの様子を、御田重宝著「マレー戦・後編」(徳間書店)の中から拾ってみます。「10日朝起きて見て、お互いに相手の顔を見て大笑いしました。重油の黒い油煙を含んだ雨に降られたものですから全身真黒でした。自分だけは白いと思っているんですから、相手が変に見えたのです。(41連隊歩兵砲中隊長、蜂須賀忠大尉の回想)」。

 そう言えば昨年テンガー飛行場の裏手になると思われる道路を友人の車で通ったことを今思い出しました。道幅の広いまっすぐで長い道路でした。それは、素人目に見ても有事の際の滑走路と分かる程でした。チャンギ空港からの道路も有事の際は滑走路です。こうした「意識」は普通なのだと思います(笑)。

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