まだお休みのところもあってか、旧正月明け、今日のシェントンウェイ界隈はとても静かです(笑)。ただ銀行はなぜか込んでいるようでした。休みのうちに用事を済ませようとする人たちでしょうか。
先週22日、旧正月のお休みの前に発表になったシンガポールの2009年度予算、今年のスローガンは昨今の世相を反映して「Keeping Jobs, Building for the Future」です。予算関連専門のホームページもあります。情報が分かりやすく丁寧に整理されてあってPDFファイルがダウンロードできます、この辺はさすがシンガポールといった感じがします(笑)。
さて、スローガンの「Keeping Jobs, Building for the Future」に如実に表れておりますが、シンガポール政府は景気刺激策と同時に国民の雇用維持に並々ならぬ決意で臨んでいるのがひしひしと感じられます。自国民の雇用を守る政策の第一の柱として「Jobs Credit」なる、「シンガポール国民を雇用している企業へは、一人に対して、一月2,500ドルをを上限として12%分を政府が持つ。それを四半期毎に企業に払う。」という政策を打ち出しています。あと、政府自ら雇用を促進する「Government Hiring」、政府機関での計18,000人の雇用を発表しています。
そのほか税金に関してですとかいろいろと具体的な政策が2009年度の予算では語られていますが、何よりもリー・シェンロン首相による「政府は出来ることは何でもやる。皆でこの危機を乗り切ろう。」というリーダーシップとメッセージがとても分かりやすくて良いです。(リー首相による国民への旧正月のメッセージはプライム・ミニスター・オフィスのウェブサイトからどうぞ。)
ところで最近、現在のシンガポールが直面している状況を表す言葉として「クライシス(crisis)」が首相や他の閣僚などから良く聞かれるかと思いますが、国民は旧正月のお祝い気分に浸っているときでも、政府は超真剣、改めて今回の状況の深刻さが建国以来のものであることがひしひしと感じられる次第です。
ただシンガポールには最大のピンチを活かして最大のチャンスとした前例が過去にあります。1965年の8月9日、当時マレーシアの自治州だったシンガポールは突然マレーシア連邦のラーマン首相から半ば強制的に独立させられます。軍事力のない小さな都市国家がこれからやっていけるのか。援助や協力を仰いだ先の南アジアのある国は、シンガポールの将来を悲観し、あまり積極的ではなかったと伝えられています。それが今やどうでしょうか。当時のピンチは、今振り返ると最高のチャンスだったと言えるかと思います。
我々の人生も同じかも知れません(笑)。
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